僕のお姫様

「たっちょ〜ん!!」

朝の学校の廊下を歩いていると誰かが俺に向かって叫んでる。

「ん・・・丸・・朝からウザイ」

「(ガーン)それよりな昨日むっちゃおいしいプリン見つけたねん!」

「あっそ・・・(眠いw)」

朝から元気な奴は丸山隆平。
同じクラスのやつ。
たまにホントにウザイけどいい奴。

「それでな・・・って聞いてるんか?」

「聞いてるで。
 でも俺は眠いんや、やから黙って」

「ひどっ!」

その時だった。

ドンっ!!

俺は誰かにぶつかった。

「・・いた・・・ごめん大丈夫・・?」

ぶつかったのは女の子だった。

女の子は俯きながらもゆっくりと顔を上げた。

「・・・痛いんやけど!
 ホンマあんた前向いて歩けボケっ!
 気ぃつけなアカンやろ!」

(俺・丸 唖然としている)

女は立ち上がるとそのまま何処かへ行った。

「・・・たっちょん大丈夫か?
 ってか今のマドンナやん!」

「・・・マドンナ?」

「知らんの?
 先月転校して来たんやけど、
 学校1の美女・麻耶ちゃんやで!
 ま、性格はかなり悪いってか男前らしいけど・・・」

俺の心臓はドキドキしていた。
一目惚れってやつか?
でもぶつかってきたん自分やん・・・
確かに性格悪そうやったな・・・
でも可愛かったな・・・

「・・・おいっ!たっちょんホンマ大丈夫か?」

「・・・あ、あぁ大丈夫やで・・・」

俺はずっと頭から離れんかった。

『マドンナ・麻耶』

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